ウイーンのニューイヤーコンサートに行かれるというお客様

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旅行中ずーと毛皮で通したいという、毛皮に慣れたお客様。
アペルタにすると軽いので、持ち運びも軽く、皺にになりにくいので便利。
指揮者の岩城博之氏も、「世界中飛び回っていたので、これ1枚ですんだ」と
ブレザーを作っていただいたことがある。
ブルーアイリスのコート(2.1Kg)を刈り毛(シェアード)して
パンチング(アペルタ加工)しました。1.45Kgになりました。
1.4Kg以下なら持っていても負担になりません。
寒さを考慮して、中綿にシンサレート40を使いました。
フード~前立て、袖口は新原皮(差し毛つきのまま)をトリミングしました。
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オリジナルは濃いめのブルーアイリス
刈り毛してパンチングするため、プレート状態にします。
テープを抜き、逆毛使用にします。
トリミング用に8枚ダークグリーンに染色
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お客様のご希望はフード~前立てに横使いのトリミングです。
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ブルーアイリス・オリジナルコートをダークグリンに染色すると
(1)1.5~2割面積が収縮します。
(2)逆毛使用の場合7割の有効面積になってしまいます。
各ストライプの間に入っている1cm弱のテープを抜いてから仮毛、染色します。
逆毛仕様の場合アームホール線で上下に分けてテープ状にしてからプレートを作り、その後刈毛、染色をする。
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左がダークグリーン染めしたもの、右はダーク染め
レットアウトのカットラインはパンチングしたことによって見えにくくなる。
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岩城氏にご愛用していただいたアペルタ・ブレザーはこのスタイルでブラックでした。
APブレザーとジャケット

 

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