デミバフミンクを横使いに(大阪のお客さま)

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少し複雑なデザインのデミバフコートを横使い、ファスナーでツーウエイの着丈を楽しめるハーフとロングにリメイク。
カラーはダブルボタンで三様にたのしめます。ポケットにはリボン
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ファスナーを外すとハーフコートに
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オリジナルは斜め使いにヨーク、切り替え部分にはギャザー、袖はたっぷりした、アームホールの大きなデザインでした。
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毛皮の全盛期の時はこのようなビッグなデザインのものをたくさん作りました。だから私はどういう風にフワリ(シフト)され、どういう風に毛使いされているか、よく理解できるのです。レットアウト主流の時代でした。

お客さまからはご希望のデザインをお送りいただいたり、メールなどで確認して、こちらからトワールをお送りしました。
デザインや寸法をチェックしていただきました。
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オリジナルコートを分解、ストライプの幅に合わせて、パタンをシフトします。この時後ろ身~袖山~前身が繋がるようにパタンを作り直します。
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ウエストをシェイプした分、ウエストラインでパタンが交差します。
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パタンに合わせてストライプを幅出し、カーブ付けしながら、縫直します。
レットアウトという技術で毛皮特有の技術です。
見頃上半部
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見頃下部
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袖とカラー
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今シーズンの大作の1つでした。
悩んで仕事が進まないこともありますが、帰りの電車内で、ハット気がつかされたり、妙案が生まれたり、毛皮が私達を助けてくれるのです。不思議ですね。

 

 

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