スラッシュに切れた革は付き合わせ状態で縫い合わせます。毛皮ミシンが便利です。
(縫い代を付ける場合は別革をあて革しなくてはなりません)
革のスラッシュ状のヤブレ修理の注意事項
➀作業時間帯 集中できる時間(人こない、電話こない)
②分解 白紙曳く(ボールペンなど回りに汚すもの置かない)
道具そろえる(ハサミ、ナイフ、糸など)
➂糸 革の色に合わせる(シャッペ#108)、番手#90(もしは#120)
④ミシン 掃除 油ふく(ディスク(円盤)、ミシンヘッドの油漏れなど)
針(シュメッツ#40~45)
糸調子(キツメだがメとびしないことを確認、2度縫いできない)
押さえ(ディスク)の調整(ギザギザが表革面に残ることがある)
針目10個/1cmを基準に
④伸び止めテープ 6mmカナキンテープ
(縫い合わせ部分とその周りで伸びやすい部分)
⑤縫い合わせ 油や汚れが裏地や表革に付かないようにビニール袋に入れて縫う
一目づつ確認しながら 手回しで(決して急がない)
⑥ミシンの入らない部分は、手マツリ
手縫い針 丸針細めで3cm位の短いもの
(三角張りは使用しない、革が切れてしまう場合がある)
⑦縫い合わせ後、上からカナキン布を張る
スラッシュ状のヤブレ(パッチポケの後ろ側、外と内側)
修理後
ファスナー部分のスラッシュ
修理後