サファイア・ポンチョ風ケープに(神戸のお客様)

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パッドショルダーのサファイアのロングコートをポンチョに直されました。
1.02Kgなのでかなり軽く仕上がりました。

裏地はシルクで、サイドスリットの内側に手をいれて置ける大きめのポケットをつけました。

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オリジナルコートとデザイン画
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オリジナルコートを分解して、新しいパタンに縫直します。
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ロングコートだったので、ストライプのネック部分は3cm幅位でした。
4.5cm幅に調整して、カーブをつけました。

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かぶりのポンチョを予定しておりましたが、仮縫いで、前開きにしました。
かぶりにする場合、
(1)ネック周りを大きくする
(2)肩開きにする
(3)脇開き
(4)BC開き
などが考えられます。

毛皮は布地と違って重量があります。左右非対称や、肩が固定されないデザインのものは
お召しになる方の動きで、重量のある方向に移動しがちで、着にくいということが起きます。
肩にうまく乗る、前後、左右の重量のバランスをとるといいでしょう。
袖口に大きなカフスなどつけると、コートが外に持っていかれるような重量感を感じてしまうことがあります。
また袖は腕の動きにあわせて身頃を一緒にひっぱてしまうようなデザイン(ドルマンスリーブ、タイトなアームホール)も避けるとよいです。通常の袖山を18cmより16cmにしておくと、袖幅がやや広がるので、見頃を引っ張らずにやや単独で袖が動くことになります。
製品としては、ケープ、ポンチョ、ショール、ストール、マフラー、バッグなどは着用者のサイズにあまり影響がないアイテムです。

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