セーブル・ケープを横使いフレアースリーブのボレロに

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お母様のセーブル・ケープをボレロジャケットにしました。
襟は取り外し可能のスタンドカラー
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リメイクの為のデザイン画
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オリジナルは縦使いのケープでした。可能か有効面積を調べます。
おざわセーブルCPーf  img204

分解してパタンんに合わせて各ストライプを割り当て(シフト)します。
身頃用
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レットしてカーブをつけます。
下から4段目と5段目に長さの出る(面積のある)ストライプが必要
4段目は<①BC~袖>と<②前身>を2本でとりました。
①と②のコネクションで毛の段が出ないように工夫します。
①の前足部分にあたるところと②の尻部分で毛合わせを確認しておきます。
6段目はネック~ショルダーの部分なので、カーブつけが大変な作業になる
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同様に袖
レットで幅を修正して、カラー分が残るように、長さに持って行く
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カラーは各ストライプの上部(頭部)残でとりました。
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スタンドカラーのテープ幅は1cm
大まかな模式図
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元のケープの前端を新しいアイテムの裾に持ってくる。
元のアイテムで、すでに色合わ、毛質合わせできているので、あまり順番を替えずに、上段に、元の後ろ中心の原皮が来ることを原則にするといい。
前端はスレなどがあるので、横使いのリメイクのでは、裾に持ってきておいた方が安全です。

MY VOICE

This customer has been introduced 20 years before by a boutique in Aoyama., Tokyo.
Every two years interval they(mother and her daughter) used to visit us.
Last year her shared mink half coat was changed to her husband jacket.
This season I remade three light sable shawls and half coat.
From the outside every skin looked well, but just in dumping with water, some skins tiered. In this case around the damage part of the skins are nailed with paper stripe. After drying I will sew the cuts and use adhesive clothe.
After I send the jacket, the doughter appreiecieted it. How happy I felt to hear it !

今シーズンから、作業過程をできるだけ見せて、後に続く作業者の為の参考になるようなブログにしようと思います。ロシアや中国では毛皮製品が、かっての日本のようなブームが続いています。私のような作業者がきっと必要になってくると思います。迷ったり、判断が出来ない時、きっと参考になってもらえると思います。

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