デミバフ・シェアードを紺に染色してライナー制作(成城のお客様)

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長いお付き合いで、以前シェアード(刈毛)にしたデミバフを今回は、
紺に染色。ポリウレタンでできたキュービックなコートのデザインを参考にして、 張りのあるタフタで表地を制作しました。毛皮ライナー付きで950gの上がりです。
お客様はスポーテーな方で、ゴルフをされております。
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参考デザインはポリウレタンのキュービックなコートをコピーしてトワールを制作して仮縫いします。
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オリジナルファーはデミバフ・シェアードで表地に合わせて紺に染めました。

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染色によって皮が縮まります。水を多めにつけて、ゆっくり延ばしてゆくと元の形に戻りますが、約1~2割は収縮します。
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薄茶(原色)から3回徐々に紺に染めます。
一度に濃い色に染めると、ムラが出てしまいます。
染色液のなかで、素材が絡まったりすると、その部分が染色されにくくなるからです。
左側は収縮したままの原皮。右側は水張りしたもの
その後、乾燥させて、パタンに合わせて組み立てます。
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身ごろは順毛でとり、カラーは元袖を逆毛で取りました。
ライナーの本体の逆毛は中の衣類に引っかかり、着難いことがあるようです。

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