バブル期のビッグショルダーとビッグファッションのコートを横使いに(港区のお客様)

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着丈99cm、裾周り280cm、2.73Kgのビッグなコートを横使いに
着丈97cm、裾周り160cm、11号サイズ位で1.72Kgになりました。
仮縫いで、襟の大きさと袖口に乗せカフスにデザインの変更がありました。
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オリジナルは2730gありました。
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襟はダブルボタンでツーウエイに
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トワール仮縫いの後
後ろ身ごろと袖山と前身ごろが繋がるように、
ストライプのパタンを作ります。
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更に最上段(ネック)部分の前身と袖山の一部と後ろ身をつないだパタンを作ります。(#17ストライプ)
リメイクの場合、この急カーブが作れない場合があります。
その場合、分けて撮ります。
ショルダーポイントから3~4cm位下がった位置にカーブが来ると
製品になってから、いい横線になるので、仮縫いの時、このラインをマークしておく必要があります。
5cm以上下がると肩部分が大きくなて見えてしまいます。
2cmくらいだとテープがみえてしまう場合があります。

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パタンに合わせて、原皮のストライプを選択(シフト)します。
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パタンに合わせて、カーブ付け、幅出しレットを行います。
その後各ストライプを縫い合わせます。
皮面(左見頃)
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毛面
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その後、クリーニングして、外回りをカットして、組み立てます。
さらに、裏地をつける前に、クリーニングぃます。
袖とカラー
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私は毛皮の仕事を、ただカットして、袖はバッグに、見頃はベストに
身幅が大きかったら、シェアリング紐で・・・・などのリメイクは耐えられない。毛皮の特性をよく知っていたら、もっと別の方法が十分考えられると思います。重さの問題も顧慮して、リメイクすることをお勧めします。
今ではレットアウトの製品は本当に少なくなりました。
でもリメイクでこの技術が十分役立ちます。

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