
孤独
心は千ぢに
微塵の白い砂
日に晒され
風に寄る辺なし
雨の夜の千代紙
千切っても千切っても
涙は止めどなし
夢は蝶
月夜の海を彷徨うて
金の光に溶けて死ぬ
学生の頃書いた詩が出てきた。
学生の頃から27才位までやたら孤独で寂しかったと思う。
赤い鳥の童謡運動みたいな童詩を書きたかった。審美的というか耽美的な詩ですよね。
ピアノをひいたり、作曲したり、気に入った日本文を英訳したり、
ママさんバレーのチームを作ったりする事は好きなのだが、
毛皮の仕事を好きになるのは時間がかかった。
やっと去年すっかり受け入れられるようになった。
仕事となると、毛皮を製作するだけでなく、
対人関係、業者関係、毛皮反対運動など全て受け入れられるには時間がかかったのだと思う。
だからやって来た、と言い切れるようになったと思う。
大学で英文科を専攻していた時も、私のように言語自体に興味を持つものはほとんどいなかった。
バレーボールも私はあまり勝ち負けで興奮するタイプでなく、
資料やデータ化(数値化、画像、映像化)することに興味があった。
言語分析のようにバレーボールを解釈することが好きだった。
ジャンプはよくした。大学の時サージャントジャンプの測定でで94cm飛んだ。
自分でもびっくり、着地までいつもより時間がかかったので、一瞬、床が無くなったかと思った。
ピアノはせいぜいリチャードクレーダンマン風に分散和音(アルペジオ)で弾く位いだからプロにはなれない。倍音のこと、平均律や純正律のことを知れてとても音を豊かに楽しめるようになった。
毛皮の仕事をしながら
バレーボールとピアノと言語は楽しんでやってこれた。