香港ファーフェアーに行ってまいりました

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CIMG6179 市場調査を兼ねて、4日間香港滞在
ヤーンは少なくなり、
レイヤードが多くなりました。
ミンクは横使いが主流で、斜め使い、交互に逆毛、グラッツン割などの毛使いに、
シェアードミンクとフォクス、チンチラ、
リンクスキャット、スワカラとの
組み合わせでデザインに変化を出しています。
バイヤーには中国本土、ロシアが多く、素材は ハイクオリテーのものから、ピースプレートまで約280社が出店。
ギリシャ、イタリー、ドイツには昔日本に来た懐かしいお店も多かった。
アメリカ系は香港の支社が出店しています。
原皮は2~3割高。リンクスキャットのホワイトベリーのものは昨年より1社増えて2社とも2~3点持っていました。パタンの販売店は3社増えて5社。ボタン、裏地関係は4社。ミシン機械関係では3社。
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ミンク逆毛に5mm幅*3cm長さの短冊
ぶら下がるようにカットして
松ぼっくりのようなポンチョ
利用できそうなモチーフ
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一夜は、香港市民になりたくて、街を散策。
北角までトラムに乗った(どこまで乗っても30円位)。終点では露天市場の中をチンチンと鳴らしながら行く。
バレーボール少女たちに会った(ラオピンのようになってね)。
スポーツ広場では少年たちがバスケ、サッカー。
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帰り京成スカイ・アクセスで韓国の70歳代の方々にあった.
青戸で乗り換え、その前の「高(たかさご)」のスナがなぜサゴなの?
う~~~ん
いさご<いしのこをヒントに
まさご・・・など頭の中で言葉をかき集める

Isinoko →  isago        はiとaは母音変化
noは脱落
kはgに子音変化
とまず比較言語学のセオリーで分析
スナは
Suna ← (i)sino(ko)      イシノコのイとコが落ちて中の2音が母音変化なのかな?ちょっと無理かな?
日本語のことは、外国人に聞かれてハッとすることが多い。
以前中国にバレーボールで遠征した時
「大松」をダイショウと読むのか?オオマツと読むのか?と質問されてびっくり。そう!私たちは音音で読むのか、訓訓で読むのか、ごちゃまぜするのはどうしてなのかな?言葉のヒミツに接近です。重箱読みというやつだ。そのうち鍵と書いてキーと読ますのではないかと心配。
縄文の日本語、朝鮮から支配者が入ってきてからの日本語、が混ざり合って古代の日本語が形成された。語順が朝鮮語と同じなのは、支配者の語順にあわせたのではないか?
など言葉へ思索が始まる。毛皮はお金がかかるけど、言葉はいつもただで材料がいっぱいあるので助かる。無料で美しいものは、コトバと星。
香港では星は見えなかった。騒雑音の中、香港の人達はいつ静かな時間を持つのだろうか?
騒音で思い出した。3年前まで45年もいた西麻布交差点は低周波の騒音がすごいそうだ。

昨年亡くなった玉木広樹さんは純正律の奉信者で、ピアノなどの鍵盤楽器が平均律でできていると教えられて私はびっくり仰天。ピアノの音階は正しいと思っていた。しばらくピアノは弾けなかった。確かにこの音もう少し上じゃないかな?なんて思っていたことが納得できた。でも私が音楽を簡単に楽しめるのはヤマハのクラヴィノヴァだから、と思い直した。確かに和音など純正律のほうが美しい響きがある。アカペラが美しいのはその為だ。

純正律で作られた先生の「第3の夢」は私の好きな楽曲で、当時ショールームではこの曲を流していた。

先生のご冥福をお祈りします。
天国からの先生のツイッターが読めます。純正律についてわかりやすく説明されています。https://twitter.com/tamakihiroki

千葉のお客様はスタンウエイをお持ちで、仮縫いの後、弾かせてもらった。以外にやわらかい丸みのある音でビックリ。埼玉のお客様にはコンサート用のグランドピアノを弾かせてもらった。指に絃の響が伝わってきて、体中が震えた。最初のポンと鳴らした音が絃を通して指に震えてくる瞬間がステキ。電気楽器では味わえなし至福の一瞬。

ヤマハなどのピアノはドイツ系で響きが重いのだそうだ。最近あちこちで発見されて話題になっている周ピアノはイギリス系で軽いそうだ。どこかで触れるチャンスを期待している。そういえば山梨のお客様が古いピアノを持っておられた。あれ周ピアノかも。音色が軽かった。

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