スヌードを作られる方が多いですね

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ブルーフロスト
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セーブル・ピース
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中央にシェアリング紐入り
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長さは80cm*幅は12cm位が一般的
今回のお客様はボアからお作りになる。
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ネックワーマーとしてスヌードの注文を受けることが多いのだが

ファッションとしては、スコットランドの未婚の女性が髪をまとめるのに使ったネット状の帽子
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これを真似て、淡水真珠で作った事がある。写真は帽子にしたものだが、少し重かった。

辞書で調べたら

A turkey with a prominent snood hanging over its beak

七面鳥のだらり垂れた顎シワのことを形容している。

確かにダラっと顎からさがるところはスヌードだ。
正確にはスヌッドかな(OOは単母音がから[u],food,footなど、日本語になるとみな延ばして長母音になってる)

Women wearing snoods

などの例文がある。

語源欄の読み方は(<カッコ内の文字は私の補足>)

From Middle English snod,<中期英語の“snod”から>

from 古期英語 snōd (“headdress, fillet, snood”),<それは更に古英語のsnodで髪飾りの意味>、

from Proto-Germanic *snōdō (“rope, string”),<さらに前期ゲルマン語の多分snodo>

という言葉で(*印は類推や推定を表す)ロープや紐の意味

from Proto-Indo-European *snōto- (“yarn, thread”),<さらに前期インドーヨーロッパ語族のsnotoでより糸、糸の意味>

from *snō- (“to twist, wind, weave, plait”).<さらに語根sno-は撚る、曲げる、織る、おさげの意味>

Cognate with Scots snuid (“snood”),<同類語にスコット語でsnuid(スヌードの意味)>

Swedish snod, snodd (“twist, twine”).<スエーデン語でsnod,snodd(曲げる、より糸)>

Compare also Old Saxon snōva (“necklace”),<参照に古サクソン語snova(ネックレース)>

Old Norse snúa (“to turn, twist”),<古ノース語でsnuia>

Old Norse snúðr (“a twist, twirl”).同じく・・・・・・

という具合に語源欄は読めばいい。

語根の-sno-を拡張してゆけば語彙が広がる。

私は英語の語源を研究したので、その手法が日本語の分析にもとても役立った。

たとえばキトラ古墳など

Kitoraはkudara(くだら:百済)と解釈できる。(tとdの子音変化)

喜連川はkitureだからこれもkudaraと関係がある。たぶん半島の渡来人と関係があると思う。

日本語(やまとことば)は周辺地域(ロシア、アイヌ、朝鮮半島、中国、南方諸島、オセアニアなど)の語彙と深くかかわっていると思う。

smなど

samui(寒い)、samisii(さみしい)、zimezime(じめじめ)、simiru(沁みる)

sibareru(しばれる)  M-P-Bはリテラルといって唇音なので子音変化する

これらの音はロシア語のzima(冬)を連想させる。

R-N-Tも舌が上顎の歯裏に付く位置が同じでなので子音変化する。

またヤマトコトバには語の最初にR音がないのが特徴

R音のものは外来語や漢字語(ラッパ、螺旋など)

 

言葉のことやりだすと仕事に戻れなくなるので、この位に・・・

フィンランドのメイカーでラヒカイネンがあった

マスクラットのシェアードを鮮やかな染色で制作していた彼女もリングイスティク(言語研究者)だった。細かくて美しいもの、コトバや星は毛皮と通じるものがあるのかな。

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