RF加工でサファイアミンク・ハーフをカジュアルなロングコートに(大阪のお客様)

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1.5c幅ストレッチテープとミンク1.5cm幅テープの縫い合わせ
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オリジナルはサファイミンクのハーフで有効面積は15,104平方
これをデザイン画とトワールに合わせて22,618平方センチにしなくてはなりません。22618-15104=7514で不足分7,514平方センチを1.5cm幅テープで補うことになります。
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不足面積確認表(LTS)
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1.5cm幅テープを入れると7290平方センチが補充されます。

身頃でウエストから下のスカート部分に縦テープを入れました。
袖で身頃上部と袖用に横テープを入れました。
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出来上がったテープインのプレートをボデーにかけてみます。
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その後パタンに合わせて型入れをして、組み立てます。
フード用と袖口カフスは元身頃上部を使う予定でしたが、
原皮の頭部分にあり、皮がやや固いので新原皮を使いました。
サイドスタイルとバックスタイル
ウエストにはシェリング用のヒモを入れました。
オリジナルはハーフで1.6Kgありました。
ロングにして1.64Kgに仕上がりました。
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お客様はピンクのシルクをご希望
フード内はエルメスのスカーフ
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リメイクから可能な参考デザイン
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左:サファイアクロスをウエストで頭ハギ(上段は逆毛、下段は順毛)
右:黒染めミンクで身頃はヴァーティカル(縦使い)袖はホライズン(横使い)
RF加工
ruffle(さざなみ)の略で、過去にはレザーテープを入れたシェブロンなどがありました。一般名称では、テープイン(tape-in)ということになると思います。
私はほつれないストレッチ性のある布地で、柔らかく、軽く仕上げるようにしました。ストレッチ性の布地はワンウェイ(一方向)の伸びがあるのもが使いやすです。両方向は、毛皮テープと縫い合わせる際、伸びがあり
うまく縫い合わせられないことがあります。

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